計算は速くできないといけない理論について

小学生3年生の子たちに対して
「足し算、引き算、掛け算は
パッとできるようにしないと
いけない」

そうでないと
「これから先
算数・数学で
苦労することになる」

というような感じの論を見ました

それについて考えたことを書きます

小1で破たんするパッパ理論

次の問題を小1でやります

クラスの子が一列に並んでいます
(1)太郎君の前に5人います。太郎君の後ろに4人います
(2)太郎君は前から5人目です。太郎君の後ろに4人います。
(3)太郎君は前から5人目です。後ろから4人目です。
クラスの子は、全部で何人いますか?

答えは
(1)10人
(2)9人
(3)8人
ですね~

計算が速いことの利点が無い

太郎君問題を解く場合
計算の速さは
全く関係ないわけです。

逆に速いから
全問9人と答えてしまう可能性が上がってしまう可能性も考えられます

速く計算して思考する時間を生み出す理論

100マス計算で有名なかげやまさんは
速く計算して考える時間を生み出す理論を提唱していました。
最近のツイッターでは
それがさらに進んで

「文章題は、式も答えも丸暗記」理論
にまで進化?しました

太郎君問題は計算が速い方が思考できてよく理解できるのか?

太郎君問題は、計算力は必要としてないですね
状況把握ができなければ
どんなに計算ができても
太郎君問題は解けません

小1の文章題でこのような状況です
計算を速くするのに
必死になる理由ってなんでしょう?

まとめ「計算速度は第一ではない」

問題
「10から20までに自然数はいくつありますか?」

これ

計算しますか?

描きますか?

指使いますか?

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