テストを一通りやったら
「見直しするんだよ」
って言われるけど、やっても間違えちゃうんだけど…
という声の上がる
「見直し」
についてちょっと書いてみましょう。
ただし、これは、こういうやり方もあるよ的ものであるので、そういう目でご覧ください。
2019年度愛知県公立入試A日程でお試し
見直す科目と言えば
「数学」
なので
数学の大問1に絞って、書いていきます。
野田塾さんのところのをリンクしました。
大問1(1)
8-(-3)
=8+3
=11
と解きます。
では、見直します。
8-(2-5)=x
と置きます。
8=x+(2-5)
と移項します。
8=x+(-3)
8=x-3
ここで、普通に計算した「11」をxに代入します。
両辺が等しくなりました。
これで、「まずは」正解だろうと安心できます。
(2)
正解は
「6分の1x」です。
見直ししていきましょう。
与式のXに1を代入していきます。
(5+3)/3-(3+2)/2
=8/3-5/2
=16/6-15/6
=1/6
答えの、xに1を代入すると、
1/6になりました。
これで、「ほぼ」正解と言えますね。
(3)
√27はさすがにそのままとは言えず
3√3に変形してください。
これができないレベルでは、もともと公立は難しいですしね。
さて、
答えは
「√15」です。
では、見直しです。
√3をx、√5をyとします。
x(y-3)+3x
=xy-3x+3x
=xy
となったので、x、yを数値に戻します。
√3×√5=√15
同じになりました。
(4)
正解は「27y」
では、見直していきましょう。
x=1、y=2を代入します。
12×1×2×(-3×2)^2÷(2×1×2)^2
(^2は2乗を表しています)
24×(-6)^2÷4^2
=24×36÷16
=54
答えに、y=2を代入すると、54になりました。
ほぼ正解ですね。一安心できます。
(5)
答えは、(1±√17)/2
と厄介です。
さて、どう見直しましょうか?
答えのうちの大きい方
(1+√17)/2に注目します。
これよりちょっと小さい数は
(1+√9)/2
ちょっと大きい数は
(1+√25)/2
です。
それぞれ計算すると
2と3になります
これを
基の式に代入すると
(2+3)(2-8)+4(2+5)
=5×(-6)+4×7
=-30+28
=-2
大きい方は
(3+3)(3-8)+4(3+5)
=6×(-5)+4×8
=-30+32
=2
x^2が正ならば
2つの解のうち、大きい方は
近似値の小さい方は、答えが負
近似値の大きい方は、答えが正
になります。
詳しいことは、高校に入った後の「二次関数」の単元で勉強することですが、
ここでは、無理やりですが使いました。
まとめ
見直しのときに大事なことは
「解いた方法とは
違う方法
で考える」
という点です。
同じ方法で解きなおしていると、
同じところで間違えてしまう確率が上がってしまいます。
Aの方法で解いたら、Bの方法で確認
です。