学校に入ると出てくるものの一つに
「宿題」
があります
昔から、当たり前のように存在している宿題ですが
本当に必要なのでしょうか?
宿題のメリットと言われているもの
学習内容の定着
一つ目として
学習内容の定着ということがよく言われますが
宿題は基本、本人の力のみで行われます
正しい理解をしていることを確認できる力が本人になかった場合
やっている宿題で、間違った知識が定着してしまう可能性があり、
それを是正する人物がいないので、
後になって、指導者が修正しなくてはならない状況になることが考えられます
定着する前の状態で定着させるのを目的として宿題を課しても
学習者にどのように伝わるのかは未知数で
非常に危険な賭けになります
学習習慣がつく
二つ目が
学習習慣がつくというものですが
学習習慣というのは
世の中の事象を眺めるときに、自然と出てくるもので
例えると
歩いていて、道端に咲いている花に気づくか気づかないか
みたいなものです
学習習慣がある人は、ある事柄に触れたときに興味を持ち
学習習慣がない人は、何も感じない
という違いです
この姿勢は宿題をすることでは身に付きません
締め切りを意識して行動する
三つ目に
仕事をするときのように期日を守ることの訓練という考えがありますが
仕事の場合は
しなかったとき、周りの人に迷惑が掛かります
しかし
宿題は
しなくても、周りの人に迷惑はかけません
仕事とは性質が違うものです
デメリットばかり
メリットとして言われていることは
メリットと言えるレベルのものはなく
宿題に時間をとられてほかのことができなくなる
その学習そのものが嫌いになる
平常点を低くつけられることで教師、保護者との関係が悪くなる
などのデメリットの方が大きく響きます
宿題を出している側の意識改革
宿題を出している側は
メリットがあると思い込んでいますが
デメリットの点で出している側も実感しているデメリットがあります
それは
「点検に時間がかかる」
です
宿題を出している側の方
このデメリットをメリット(ないけど…)は上回っていますか?