小学校の5年生で
「割合」の学習をします
これについてつらつらと
例にするのは
「定価を20%引きしたら960円になった。
定価はいくらか?」
だいぶ端折った問題文ですがこんな感じのをつくときの話です
80%は0.8という刷り込み
割合の学習をするとき
初期のころに
割合⇔歩合⇔百分率
の変換をやりますが
ここで
しつこくやりすぎて
全部、割合にすることが必要と刷り込まれてしまっているパターンが見られます
割合は割合で、歩合は歩合で、百分率は百分率で
今回の例だと
960÷8=120で
10%分を出して
120×10=1200
10倍して100%にする
という考え方や
960÷4=240
240×5=1200
20%分を出して5倍して100%
とかで導き出せるのですが
なぜか
960÷0.8=1200
という一つの式で答えを出す方法に持っていこうと小学校では指導される傾向にあります
この
「÷0.8」というのが非常に何をやってるのか掴みにくく混乱の基になっていると考えられます
他のやり方よりもこちらの方が優れているところとかは特にないのにこれに持っていきたがる
一つの考えに凝り固まるのは
モノの見方も凝り固まるだけで
いいところがありません
「割合」の学習の進め方を小学校の先生方は
もう一度見直してほしいと思います
混乱しちゃった子を立ち直らせることって
とっても大変なんですよ