昔遊びシリーズその2
いろいろな地方で、たくさんのルールがありますが、一般的に伝わっているものが、右のように、25m.ほど離して、2つの円を描き、攻撃側(走る方)守備側(ボールを当てる方)に分かれて、遊ぶルールです。
使うものは、ソフトテニスボール(いわゆるボムボール)1個です。
2チームに分かれて、遊びます。
攻撃側は、守備側の当ててくるボールを避けて、2つの円の間を走ります。
6往復することが誰か一人でもできたら、攻撃側の勝ちになります。
1往復で「1むし」2往復で「2むし」、5往復と反対側で「5むし半」と表現します。
攻撃側は1往復につき、何むしか声を出して守備側に宣言します。
特別に、5むし半のときも宣言します。
守備側のボールを回す立ち位置は、地方によって違うようです。縦にキャッチボールするか、横にキャッチボールするかです。
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攻撃側が円から出ない限り、ボールを当てることができません。
そのため、ルールとして、
守備側が6回キャッチボールする間に、必ず、反対側の円に走らなければならないというものがあります。
また、攻撃側のルールとして、
当てにきたボールを、うまくキャッチした場合は、アウトにならず、なおかつ、取ったボールを変なところに投げ飛ばしていいというものがあります。
なお、ボールを当てられてしまった攻撃側の人は、試合が終わるまで、端っこで見学です。
うまく、攻撃側が勝てば、また攻撃側になれるので、次のゲームでがんばりましょう。
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地元でやっていたろくむしのルールです。4角ベースのようなものです。地面に25m.四方ぐらいのコートを描きます。守備側と攻撃側と分け、攻撃側はホームベースの中に全員入ります。
守備側のピッチャーがボールを下手でふわっと投げて、攻撃側の代表が手のひらで、ゴムボールを打ちます。
打ったら、バッターは必ず、他の人は、アウトにならなそうなら次の塁めがけて走ります。
守備側は、打ったボールをキャッチして、走っている人に投げて当てます。
当たれば、その人はアウトとなり、試合が終わるまで、端っこで見学です。
この場合、ノーバウンドでキャッチすることができればその時点でバッターはアウト。
他の人も次の塁へ行く権利を失うので、もとの塁へもどります。
ボールがピッチャーに戻ったら、攻撃側はもう走れません。
次のバッターがボールを打つのを待ちます。
このときの、次のバッターは、ホームベースに人がいる場合はその人。
いない場合は3塁にいる人。
3塁にもいないときには、2塁の人。
2塁にもいなければ、1塁の人になります。
上の図なら、ホームベースの人。
下の図なら、3塁の人のどちらか。となります。
どちらかがバッターになる場合のルールです。
多く周回している人がバッターになります。
上の例では、4むしの人がバッターになります。
攻撃側が全員アウトになれば、守備側の勝ち。
守備側が今度は攻撃側になります。
反対に、攻撃側の誰かが、6周すれば、ろくむしとなり、攻撃側の勝ち。
攻撃側はまた、攻撃することができます。
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打撃時のルール。
打ちたくない球が投げられたときは、バッターは両手でキャッチしてよい。
とりそこなった場合も、両手を出していればセーフ。
ピッチャーにボールを返して、改めて打ちたいボールを待ちます。
打ったボールがコートの右や左にそれてしまった(俗にいうファール)場合は、バッターアウト
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いろいろなルール
A)全員をアウトにするのが困難な場合は、
5アウトとか7アウトとか既定のアウト数になったところで、試合終了とする。
B)アウトになったプレイヤーが応援するだけではつまらないと感じる場合は、
A)のルールを併用して、そのままゲームを続ける。
C)一人が「ろくむし」した時点で試合終了にするといつも同じプレイヤーが「ろくむし」になってしまう場合。
「ろくむし」したプレイヤーは上がりとして、応援に回り、残りのプレイヤーはアウトになるか、「ろくむし」するかするまで続け、「ろくむし」したプレイヤーの人数で、勝負を決する。