教科としての国語

国語の学び方

国語という教科は、様々な事物、経験、思い、考えなどを、言葉を使って理解し、どのように表現するのかということを学びます。言葉で考え、表現する能力を育成する教科です。国語の学習では、まず書かれていることをそのまま読み取り、何が書かれているかを理解することが基本となります。

言葉の裏を読む

しかし、人とのコミュニケーションにおいては、「言葉の裏を読め」「空気を読め」ということを同時に学習して成長していきます。このとき、国語の学習において、「想像して読む」という活動が強くなってしまうことがあります。この活動は、「言外の読み」とも言われます。

「想像して読む」という活動

「想像して読む」という活動は、文章や文章の裏に隠された意味や思いを推測しようとするものです。この活動が強くなると、言葉を正確にとらえるという最初の目的を達成することができません。教科としての国語のテストが「どう勉強していくのかわからない」となるのは、この「想像して読む」という違った方向へ向かった国語を学習してしまうからです。

素直に受け取ることの重要性

国語の学習においては、まず書かれたこと、話されたことを素直に受け取ることが大切です。言葉の裏を読むことも大切ですが、まずは言葉そのものを正確に理解することから始めましょう。国語の基礎をしっかりと身につけることで、より深いコミュニケーションを取ることができるようになります。